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パソコンでご覧の方は、スマートフォンでQRコードを読み取ってLINEの友だち追加ができます。個人事業主・フリーランスの方が青色申告をすると受けられる「青色申告特別控除」。いまは電子申告(e-Tax)をするかどうかで控除額が10万円変わりますが、令和9年分(2027年分)からは、この差がもっと大きくなります。
この記事では、いまの制度と令和9年分からの見直し、そして電子申告の始め方をまとめます。
これからは「複式簿記+e-Tax」がほぼ必須です。
| 控除額 | 要件 |
|---|---|
| 65万円 | 複式簿記で記帳し、e-Taxで期限内に申告(または優良な電子帳簿の保存) |
| 55万円 | 複式簿記で記帳し、紙で期限内に申告 |
| 10万円 | 簡易な帳簿での記帳、または期限後の申告 |
控除額が10万円違うと、所得税・住民税の税率が合わせて15%の方で年15,000円、30%の方なら年30,000円の差になります。
令和8年度の税制改正で、青色申告特別控除が見直されました(令和8年3月に法律が成立)。電子で申告・保存する人ほど有利になり、紙で出す人は大きく不利になります。
| 控除額 | 帳簿 | 申告方法 | 追加の要件 |
|---|---|---|---|
| 75万円 | 複式簿記 | e-Tax | 優良な電子帳簿の保存、または銀行・カード・請求書データと会計ソフトの自動連携 |
| 65万円 | 複式簿記 | e-Tax | なし |
| 10万円 | 複式簿記 | 紙 | なし |
| 10万円 | 簡易な帳簿 | e-Tax・紙 | 前々年の収入が1,000万円以下の方に限る |
複式簿記できちんと帳簿をつけていても、紙で申告すると控除は55万円 → 10万円になります。所得税・住民税の税率が合わせて20%の方なら、税金が年9万円増える計算です。住民税への反映は令和10年度分からです。
訂正・削除の履歴が残る、帳簿どうしのつながりが確認できる、日付・金額・取引先で検索できる、といった要件を満たす会計ソフトで帳簿を保存することです。主な会計ソフトは対応していますが、その年の1月1日から要件を満たしている必要があり、申告期限までに届出書を出します。2027年分で75万円を受けたいなら、2026年のうちにソフトの設定を確認しておきましょう。
e-Taxには、次の2つの方法があります。
① マイナンバーカード方式(おすすめ)
② ID・パスワード方式
私自身も、以前は自分の申告を紙で提出していましたが、e-Taxに切り替えました。最初の設定だけ少し手間がかかりますが、一度やってしまえば翌年からは税務署へ提出に行く必要もなくなります。
令和9年分からは、55万円の区分はなくなります。これまで55万円だった「複式簿記+紙の申告」は10万円に下がり、e-Taxで申告すれば65万円になります。
令和8年分(2027年3月に申告するもの)はこれまでどおりで、e-Taxなら65万円、紙なら55万円です。見直しは令和9年分からです。
税理士が代理で電子申告をすれば、e-Taxでの申告になります。75万円を受けるには、帳簿の保存方法(優良な電子帳簿やデータ連携)もあわせて整えておく必要があります。
帳簿を会計ソフトで整えて、電子で申告・保存する流れができていれば、控除が増えるだけでなく、日々の数字もすぐに見られるようになります。これから帳簿の付け方をきちんと整えたい方は、税務顧問のページもご覧ください。開業したばかりの方は、フリーランスを始めるときに必要な税務手続まとめもあわせてどうぞ。
※ この記事は2026年9月時点の制度に基づいています。税率は所得税・住民税の合計の目安です。