保育料の確認

各自治体によって保育料の金額は、それぞれ異なります。

3歳以上の子は、無償となりましたので、保育料がかかるのは、０歳から２歳の子です。

高槻市の保育料は、こちら。見慣れない表が出てきます。

市民税をいくら払っているかを確認し、この表に当てはめて保育料を確認します。

（令和5年9月現在の表）

この表の何行目（A～B13）を見るかわかれば、保育料がいくら必要かわかります。

保育料の表の見方

自分は、何行目なのか、それは「市民税の所得割額」をいくら払っているかによります。

世帯分の合算となっていますので、共働きの場合は、夫婦の分を両方合算した金額を当てはめます。

何を見たらわかるかというと、「住民税の決定通知書」という書類です。

個人事業主の方は、毎年４月～６月頃に役所から。サラーリーマンで会社のお給料から住民税が引かれている人は、５月～６月頃に会社からもらっているはずです。

各自治体により形式等が異なりますのですが、書かれている内容は基本的に同じなので、その一例を下にあげてみます。

①　まず、「市民税」や「町民税」の合計の税額を探してみてください。

ここでは45,300円になっています。（上記図の赤枠部分です。）

（※都道府県民税は計算に入れなくて大丈夫です。）

➁　次に、「住宅借入金特別控除・寄付金控除・配当割額・株式譲渡所得割額」を探し、その金額を①にプラス します。

ここでは、45,300 210 23,345 43,681＝112,536円になります（上記図のオレンジのマーカー部分）

③　最後に、「均等割」を探し、②の金額からマイナスします。

ここでは0のため、計算に含まれていませんので調整しませんが、基本的にはあるはずなので、この金額を➁からマイナスしてください。

ここでは112,536－0＝112,356円になります。（上記図の青色のマーカー部分です。）

この金額を上記の保育料の表に当てはめれば保育料がわかります。112,356円なので129,200円未満のB6となり、標準時間での第一子の保育料は、30,500円となることがわかります。

※世帯分になるので共働きの場合は、夫婦の分を両方合算して当てはめます。

お子さんを保育園に預ける場合は、このように保育料がかかりますので確定申告や年末調整をちゃんとすることで保育料を抑えることもできます。

保育料の変更時期

保育料は９月～８月の期間は同じ保育料になります。（預ける人数が増えるなどしたらもちろん変わりますが、何行目を見るのかということはこの期間中は同じ行を見ることになります。）

つまり、６月頃に来た住民税の通知の内容で、９月からの保育料が決まり、翌年の８月までその額になるということになります。

企業主導型保育所　等の選択肢もあり

保育料って、所得によって決まるので、収入が多い方は「え、こんなに高いの!?」と驚かれることもありますよね。

そんなとき、認可外保育所を選ぶのも一つの選択肢です。

特に、保育料が高くなりがちな方にとっては、認可外保育所の方が保育料を抑えられる可能性があります。

一方で、認可保育所で保育料がかからない方にとっては、認可外保育所を選ぶことで逆に損をすることも考えられます。

なので、「認可外」という響きだけで避けるのではなく、一度見学に行ってみて、選択肢の一つとして考えてみるのもいいかもしれませんよ。

ちなみに、保育園選びのアドバイスはできませんが、もし税金や所得計算でモヤモヤすることがあれば、いつでもご相談くださいね！